平屋が人気・注目されている理由

平屋がシニア世代だけでなく若い世代にも注目されているのをご存知でしょうか？
「昔ながらの家が平屋」というイメージを持つかたが多い方かと思いますが、

実は、最近では子育て世帯、おしゃれに敏感な夫婦など、
若年層からの需要も高まっています。
なぜ、平屋に人気・注目がされているのかについて解説していきます。

目次

① ワンフロアで完結！生活導線が短くなり家事がラクに！
② 家族とコミュニケーションをとりやすくなる
③ 子どもを安心して見守られる
④ 階段スペースを有効活用できる
⑤ 開口部を広く取ることで明るさと風通しを確保
⑥ 自然光を取り入れた明るい空間を実現！
⑦ 勾配天井を使ったゆとり空間が作れる
⑧ 高低差がなくバリアフリー面でも安心
⑨ まとめ

① ワンフロアで完結！生活導線が短くなり家事がラクに！

平屋は、間取りがワンフロアなので、上層階がない分、生活導線が短くなります。
そのため、掃除や料理、洗濯などの際に家中移動する手間が省け、
家事を効率化することができます。2階の家事作業がないため、
移動距離がカットできるのもポイントです。

生活導線が短くなるため、家の中を動き回るストレスが減り、
自身や家族の時間が作りやすくなります。

② 家族とコミュニケーションをとりやすくなる

平屋では、子ども部屋、お風呂などの全ての機能を1階に設けることになるので、
家族同士で顔を合わせる機会が多くなり、
コミュニケーションを取りやすい環境を作ることができます。

また、家のどこにいても家族の気配を感じることができ、
声も届きやすく、忙しくても、家族の距離を近く感じることができます。

また、特に小さな子どもがいる家庭では、家事をしながら、
近くで子どもの成長を見守ることができるので、安心です。

リビングを核とした間取り設計をすることで、
子どもが家に帰ってきたらリビングで会話をし、
出かける際もゆっくり見届けられます。

③ 子どもを安心して見守られる

コミュニケーションが取りやすい環境を作れるのは、
平屋が家全体の空間を見渡しやすいからです。

1つのフロアにすべての生活空間がつながっているため、
自然と家族の気配を感じやすくなりますし、
小さな子どもや高齢者がいても、目が行き届きやすいので安心です。

階段がないため、例えば、子どもが遊んでいる時に
目を離したと隙に転落してケガをしてしまう、
などのリスクの心配もありません。

さらに、2階建てだと成長した子どもが独立後の部屋活用に困りますが、
間取りの自由度が高い平屋なら有効活用することもできます。

最近は核家族化・少子化が進んでいるため、
必要な部屋数は少なくなってきていて、
ライフスタイルに合わせて部屋を間仕切りできる設計にすることも可能です。

④ 階段スペースを有効活用ができる

2階建て以上の家には必ずある階段スペースが平屋の家にはないため、
その空間を有効活用できるのも、平屋の魅力の一つです。

一般的に、2階建て住宅の場合、
階段やそのホール必要なスペースは4～5畳ほどと言われています。

ですが、平屋には階段が必要ないため、この空間を使って、
収納スペースや書斎や趣味のスペースに活用することが可能です。

⑤ 吹き抜け天井などで開放感のある理想空間を実現

平家は、2階建てよりも天井を高くすることができるため、
天井高を高くして、吹き抜け天井や天窓、
ロフトなどを設けることもでき、広々とした開放感を持たせることができます。

設計次第では、2階建ての家よりも使い勝手がよく広い空間をつくることも可能です。

⑥ 開口部を広く取ることで明るさや風通しも確保

開口部を広くとることで、風通しを良くすることができます。
天井を高くして大きな窓を設けることで、
昼間は電気をつけなくてもよい明るい空間づくりもできます。

また、明るさや開放感を保つために、庭を設けるのもひとつの方法です。
家を「ロの字」や「コの字」にして中庭をつくり、そこに大きな窓を設置することで、
明るさや風通しを確保できます。

例えば、家の中から中庭に直接アクセスできるようにすれば、
お子さんの安全な遊び場、
趣味や運動をする場として、
もしくは家族や友人との集まりの場として使うこともできます。

⑦ 勾配天井を使ったゆとり空間が作れる

勾配天井とは、天井となる面に傾斜がつき、
斜めになっているものです。

この勾配天井を付けることで2回建ての住まいとはまた異なった、
天井が高い、ゆとり空間が生まれます。

勾配天井にすることによって、部屋の上部が吹き抜けのようになり、
高い位置に採光用の窓を設けることが可能です。

このような高窓なら一年中、自然光を取り入れることができます。
このため、日差しが部屋の奥まで届くようになり、
全体的に部屋を明るくすることができます。

真冬の寒い日に自然光を取り込めるのは、かなり嬉しいポイントですよね。

⑧ 高低差がなくバリアフリー面でも安心

若い時は、平気な階段の上り下りが、
高齢になってくると辛くなってきて、身体の負担になってきます。

このため、将来の老後生活を見越して平屋を選択する方も増えてきています。
将来、車いすが必要な生活になった場合でも、平屋なら、
どの部屋にもスムーズに移動ができますし、
少しの段差でつまずいてケガをするといったトラブルも防げます。

また、足腰を悪くしてしまい、階段から転倒してしまう、
などの転倒事故リスクも防げます。

階段部に手すりを設置するなどのバリアフリーのリフォームも、
平屋なら最小限で抑えられるため、
改築コストも抑えることができるでしょう。
夫婦それぞれ個室にいても、距離が近くて安心とも言えます。

⑦まとめ

今回は、平屋が人気・注目される理由について書きました。
平屋は、家事の効率化と実用的で自由で、
開放的な空間を実現できる住宅です。
今後の家づくりを考えている方は、
ぜひ平屋住宅を視野に入れてみてくださいね。

ぜひ、「自分やご家族が今、そして将来どう暮らしたいのか？」を話し合い、
長く愛着を持って住むことができる家づくりにしていくために
平屋住宅を視野に入れてみてくださいね。