アメックスホームで理想の家づくり

平屋は暑い?平屋と二階建で違いがあるのか?

[pankuzu]

平屋は暑い?平屋と二階建で違いがあるのか?

平屋が暑いと言われている理由
平屋が暑いという根拠はいくつかあります。
実際に夏暑い平屋に遭遇することは珍しくありません。

なぜ、平屋が二階建てに比べて夏暑いと言われるかと、
きちんと対策すれば全く問題ないという理由をご説明します。

目次

① 平屋が暑いと言われる理由その1.熱い空気にふれやすい
② 平屋が暑いと言われる理由その2.熱い屋根天井に近い
③ 平屋が暑いと言われる理由その3. 空気が淀みやすい
④ 平屋を涼しくする方法 その1.断熱強化
⑤ 平屋を涼しくする方法 その2.通風計画をしっかり立てる
⑥ 平屋を涼しくする方法 その3.日差し・照り返しをブロック
⑦ 平屋を涼しくする方法 その4.やっぱりエアコン冷房

① 平屋が暑いと言われる理由 その1 熱い空気の中にふれやすい

熱い空気は天井の一番高いところに貯まっていきますが、
二階建ての場合一階の熱い空気は2Fに流れて行きます。

その結果1Fの方が2Fより暑くない
ということになっているのが第一の理由です。

平屋の場合はより熱い空気が天井付近に貯まりやすいので、
暑い空気に囲まれてしまいやすいのです。

 

② 平屋が暑いと言われる理由 その2 熱い屋根天井に近い

次に熱くなった屋根、天井との距離も関係します。
風の出ないストーブは近づけば近いほど暖かいですが、
離れればそれほど暖かくありません。

ストーブで暖まっている人のイラストを
90°回転させるとこうなります。

2F建ての場合は暖まっている
屋根・天井の間に2Fの床が仕切りになっていたり、

吹き抜けであっても
屋根・天井との距離が離れているので暑さを感じないのです。
輻射熱ですね。

③ 平屋が暑いと言われる理由 その3.空気が淀みやすい

同じ延床面積で平屋と2F建てを比較した時に、
建物中央が窓から遠いということも関係します。

家の中央部の空気が平屋の方が淀みやすくなります。
そうすると、家の中の空気がこもってしまい、
より暑くなってしまいます。

④ 平屋を涼しくする方法 その1.断熱強化

一般住宅は屋根・天井の断熱が弱いので、
屋根の熱が室内に伝わってきてしまいます。

そこで、アメックスホームは、
標準仕様で天井にウレタン(A3種)を30㎝吹付けしています。

一般的には15~16㎝程度のところ倍の厚みなので、
夏の日差しから来る熱を通しません。

またウレタンには種類がありさらに高性能なものがあるため、
ご希望の方には約1.5倍の性能のものにすることもあります。

ここまでやると屋根材が70℃を超えるような日でも、
室温にもよりますが屋根の室内側は30℃にもなりません。

もう少し言うと、

平屋の方が家全体の表面積に占める
屋根面積の割合が大きくなるので、

屋根・天井の断熱の強化は、
二階建てより平屋の方がより効果的です。

⑤ 平屋を涼しくする方法 その2.通風計画をしっかり立てる

夏の風は特に南からふいて来ます。

この風をキャッチして北から
抜けるようにしてやることで風が抜けます。

風を取り込む方を大きくとり、
風が抜ける側が小さいとうまく抜けます。

よく下から入って上から抜けるような説明をみますが、
風は水平移動をしようとしてなかなかこんな風には動きません。

⑥ 平屋を涼しくする方法 その3.日差し・照り返しをブロック

よしずやグリーンカーテンを取り付けて、
日差しや照り返しで室内が炙られるのを防ぐ方法もあります。

庇を深くして、上から照り付ける夏の日差しを遮ったり、
窓の外にブラインドをつける方法もあります。

また、窓ガラスを外からの赤外線が入りにくい
日射遮蔽型というガラスを使用する方法もありますが、

伊那・南箕輪近隣は暑さよりも寒さ対策を考えて、
南面は赤外線を取り込みやすいガラスにし、
東西窓はブロックする日射遮蔽型を使っています。

⑦ 平屋を涼しくする方法 その4.やっぱりエアコン冷房

残念ながら伊那エリアも35℃を超えるのは当たりまえになりました。
そして蒸し暑い!!エアコンの役割は温度を下げるだけでなく、

除湿が大切。ただ冷やすだけでは
鍾乳洞の中のようにジメジメ冷え冷えになってしまいますので、
通風計画と合わせてエアコンの設置位置もきちんと考えるべきです。

エアコン1台で冷房する場合、
できるだけ建物中央の高いところに設置するのが良いですが、
エアコンは室外機と配管配線がつながっているので、

壁に近い方が工事を楽に行えます。エアコン1台は、
夏に壊れると1ヵ月以上修理や交換ができないこともあるため、
アメックスホームでは2台以上設置することをおすすめしています。

まとめ

今回は、平屋は暑い?平屋と二階建てで違いがあるのか?
について書きました。

二階建ての一階部分を切り落とせば平屋になるので、
二階建てでも家中快適に暮らすためには④~⑦の断熱、

遮熱、通風とエアコン計画は必要です。逆に言うと、
④~⑦の対策が出来ていない家は
平屋か二階建てかに関わらず、
暑い家になってしまいます。

④は冬季の暖房にも効果があるので最も重要です。
できれば、建築会社に頼んで
実際に住んでいる平屋を見せてもらったり、
話を聞かせてもらうと良いと思います。

皆さまの健康で快適な平屋生活の参考になれば幸いです。

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