空き家の土地の固定資産税が上がるのか?
京都市が独自に
「空き家税」を始めることに国が同意した
というニュースが新聞に出ていました。
固定資産税は、建物と土地と別々に皆払っているものです。
家が建っていない更地は
家が建っている土地に比べて固定資産税が高いので、
家が建っていても空き家であれば
土地の固定資産税を更地なみに上がるということになります。
住まいの供給が需要に追い付いていないところに、
投資目的で住まいを購入する人が増えたので、
家賃は高止まりして、京都市外へ人が流出してしまうので、
空き家にしているなら売るなり、
貸すなりで空き家にならないようにしたいという行政の目論見です。
京都の建築仲間曰く、
伊那近隣と違って京都市内はもともとぎっしり建物が建っていて、
住まいは供給不足。
大学も沢山あって借り手がすぐ見つかるから
賃貸業者も強気で、
家賃交渉は大家が首を縦に振らないので
嫌なら他を探した方が良いと言われるそうです。
長野県の空き家率は全国3位(2018年度)です。
空き家には、別荘も含まれるので、
軽井沢などの別荘地が空き家率の順番を引き上げています。
とはいえ、伊那市も子育て支援に手厚い南箕輪村でも空き家は増えています。
壊れそうな空き家が近所にあると、
ちょっと感じが悪いだけでなく、
小さな子どもがいる親としたら、
不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そもそも、家が建っていると
土地の固定資産税が低くなるというルールは、
人口がどんどん増えている1973年に定められた法律で、
人口減、出生率も下がり、
放置空き家が増える現代にはマッチしていません。
時代に変化に合わせて課税ルールを変えるということに私は賛成です。
理由は、性能の低い空き家はさっさと高性能化するか。
壊して更地として流通させた方が良いと思うからです。
更地にして性能の低い家を建てたらダメです。
私が出来ることは、
更地にしなくてもすぐ住み手が見つかるような
性能とデザインの家を建てることですね。