水害に強い家とは
まずは立地です。
土地を買う前であれば、ハザードマップを見て、
リスクがあるところは避けた方がいいです。
しかし既に土地をお持ちの場合もあるし、
川沿いの平地は商業施設もあり利便性優先と考える方もいます。
そんな時は、万一の水害に備えた家づくりをするべきです。
アメックスが提案するのは床下の無い家です。
床下がないので、床下に汚水が浸入しません。
また床上浸水した時も、床下がないので床下に汚水で溜まることがありません。
熊本でアメックスホームと同じ床下のない構造の家づくりをしている仲間から聞いた話ですが、
床上浸水したお客さんの周りの家は皆床をはがして汚泥を掻き出していたそうです。
しかし、結局臭気が気になったのか、
住まいは取り壊され、空き地が建て替えになったのですが
彼のお客さんの家は床下がないので、
床上の汚れを高圧洗浄して、そのまま住んでいるそうです。
設備の更新は必要でしたが、
建物の本体にはダメージが無いのでこういう結果になっているそうです。
また東日本大震災の津波で床上浸水になったお客様から床上の汚れを高圧洗浄して、
そのまま住んでいるという方もいらっしゃいます。
2019年の千曲川の堤防決壊の際に復旧ボランティアに参加しました。
一番大変なのは床下の汚泥の撤去でした。
汚水をたっぷり吸った泥を土嚢にいれ。
トラックに積んでひたすら運びました。
本当は床上浸水のダメージを観察しようと思っていましたが、
被災している人を前に、もっと家の中を見せてとは言えませんでした。
しかし、この時から床下は無い方が、
水害に有利という考えを強くしました。
アメックスの活動エリアで考えると、
諏訪湖から伊那谷を通って南下する天竜川はやがて太平洋へ流れていきます。
松本方面に流れる田川、奈良井川、犀川、梓川などは信濃川につながり
やがて日本本海へ流れていきます。
地図で川を見ると太い場所、細い場所、曲がりくねった場所があり、
河川の氾濫を完全になくすことは無理があるように思います。
温暖化の影響でますます水害は増えるはずなので、備えは必ず必要です。
~まとめ~
アメックスホームとしてアドバイスするとしたら、
水害は起きるものと考え土地探しをすること、
それから水害が起きた時に復旧しやすいような家づくりを考えておきましょうということです。