35℃以上の限界
WHO(世界保健機構)は35℃を超えると
扇風機で涼をとるのは無理があると言っています。
皮膚の温度が35℃程度なので、
それ以上の温度の風を送っても体内の温度が下がらないのでしょう。
先日もある女性の方とお話をしていたら、
80近い旦那が、暑くてもエアコンをつけたがらない
と言って困ると言っていました。
高齢になると、温度への反応が悪くなるので、
本当に暑くなるまで暑いと感じないし、
本当に寒くなるまで寒いと感じなくなります。
しかし、35℃を超えても、
私たちの建築現場は止められません。
暑いから引渡しを1ヵ月先に延ばして下さいとお客さんに頼むのも難しいし、
仮に休んでもらったとするとその分の給料も止めることになります。
最近は、空調服と言って、
横っ腹にファンが二つついた作業着を使いますが、
これも気温が35℃以上だと厳しくなってきます。
蚊も35℃を超えるとほとんどいなくなります。
日影に退避するそうですね。
セミも鳴かなくなります。
生き物にとって、
35℃というのは一つの限界ラインなんですね。
さて、伊那でも35℃を超えることは、珍しいことでは
なくなってきました。
長野県の住宅は寒さ対策も必要ですが
住宅の暑さ対策も大切です。
新築やリフォームをする時であれば、窓の性能
をあげる、断熱性能を上げることが理想です。
模様替えで対応するなら、ハニカムサーモスクリーン
もいいでしょうか。
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