・ミネラルたっぷり、伊那のお米
私はずっとパン派・麺派でした、、、今でも。
朝はトースト、昼はサンドイッチやうどん、夜はパスタetc...
でも、伊那市に移住したきっかけの一つに、南アルプスの麓で育った、この地域ならではのお米がありました。
今回はそんな私から見た、伊那のお米の魅力をご紹介します。

・地域と食文化のつながり。「川下り米」との出会い
ちょうど1年ほど前
移住を考える中で伊那市を訪れたとき、たまたま伊那産のお米「川下り米」をいただいたのです。
「農家さんが大事に育ててくれたものだから」
そんな言葉とともにいただいたお米は、なんだか甘くて、どこか懐かしいような。
パン派の私にも、「おいしい」という記憶を残してくれました。
でも、それ以上に印象に残っていたのが、「大事に育ててくれた」という言葉。
「地域でお米を大切にしているんだな」 地域と食文化のつながりを感じられて、移住へ心が傾いた一つのきっかけとなりました。

・南アルプスの水が育む、ミネラルたっぷりのお米
東に南アルプス、西に中央アルプスという二つのアルプスに抱かれた伊那市
山々から流れる豊かな水を利用して稲作が盛んに行われ、昔から米どころとして知られてきました。
そんな伊那市の中でも特においしいと言われるのが、三峰(みぶ)川流域で育つブランド米「川下り米」。
南アルプスを源流とする三峰川
石灰岩質から浸み出た清流で育ったお米は、鉄分やカルシウム、亜鉛といったミネラル分を豊富に含んでいて、栄養もたっぷり。
科学的な分析でも、高級ブランド米に引けを取らないおいしさが実証されているそうです。
参考ページ:名産物"川下り米"(伊那市):南アルプスユネスコエコパーク
三峰川米の美味しさ科学的に実証:伊那谷ネット

・実りの季節、川沿いには黄金色のカーペット
9月中旬
三峰川や、三峰川が合流する天竜川の川沿いでは、あたり一面の田んぼが黄金色に輝いていました。
雨天が続いていたので、頭が垂れる稲穂を見て少し心配な気持ちも。
それでも、雨上がりには青空の下で稲穂がきらめき、あちこちで稲刈りをおこなうトラクターの姿が広がります。
「“実りの秋”というのは、こういうことなんだなあ」
としみじみしながら、毎日、田んぼの横を通っていました。
風景を写真に撮らせてもらおうと声をかけると、稲刈りの作業中にもかかわらず、やさしく話しかけてくれる生産者の方も。
「やっぱり、伊那の人たちはあたたかい」
お米を通じて地域の文化や空気に触れることができたようで、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

・新米の季節に
今年も新米の季節がやってきました。
産直市場などのお店で精米を手に入れたり、飲食店で食べたり。
伊那市を訪れた際には、ぜひ伊那のお米を召し上がってみてください。
もちろん、新米の季節以外でも。
パン派の私が、自信をもっておすすめします。
(移住者Y)