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エアコン工事を建築会社に頼むべきか?家電量販店に頼むべきか

2023年7月20日

エアコン工事を建築会社に頼むべきか家電量販店に頼むべきか

エアコンは、風が出てくると室内機と屋外で外気の熱を取り込む室外機が必ずセットになります。

壁に穴を開ければ、外の空気が家の中に入ってきます。
そこで、次の4つに考えて分けて考えて方が良さそうです。

1. 既存住宅のエアコンを交換する場合
2. 気密性能が低い家の場合
3. 高性能(高断熱・高気密)の既築
4. 高性能(高断熱・高気密)の新築

1. の場合、既に壁に穴が開けてあるので、
交換作業もそれほど難しくはないと思います。

既存のエアコンが特殊な設置方法をしていなければ、
家電量販店の工事屋さんも普通に作業が出来るはずです。

2. 3.は、1.と違って壁に穴を開ける必要があります。

工事屋さんも建築知識のある人は、柱や筋交いなどの構造物の位置や、
建物の傷み具合を見て設置場所を検討します。

きちんと家電量販店の営業さんに心配ごととして、
伝えておくと良いでしょう。

2.のあまり性能の高くない家の場合は、
壁に穴を開けることをそれほど心配しなくてもいいのですが、

3.のように高性能住宅に後からエアコンを取り付ける場合は、難易度が高いです。

高性能住宅という基準はないですが、私は気密測定を行い、
隙間風対策が出来ている家だと考えています。

住まいの気密性能を高めるためには、
壁内に気密シートを貼り、
貫通部には気密テープで漏れが出来ないようにします。

そこへ、後からホールソーという工具で穴を開ける時に、
回転する刃が、気密シートを引っ張るように巻き込んでしまいます。

また使っている断熱材が、
グラスウールなど繊維系断熱材の場合、
ホールソーの刃が断熱材を引っ張るように巻き込んでしまいます。

そうすると、
せっかくの高性能住宅の気密性能も断熱性能も悪化してしまいます。

できるだけ建物の性能を落とさないように穴をあけるには、
カッターナイフやはさみを駆使して丁寧に作業することと、
貫通部の気密処理が重要です。

家電量販店に依頼する場合、建物の図面を用意しておいて、
きちんと説明をしておいた方が良いです。

このあたりのことを理解していない、
建築会社もあるので、建築会社に依頼する場合は、
そもそも工事をした会社か、

もしくは、高性能住宅について理解がある会社に頼む必要があります。

最後の4.
新築の場合にどうするかと言うと、
アメックスホームの場合は、
エアコン配管貫通部の穴あけ工事まではやらせてもらうようにしています。

その状態で、気密測定を行い、
エアコン配管の貫通部から隙間風が入ってこないことを確認しています。

だいたい6月~9月は、エアコン工事のピークです。
この時期に工事を頼むと1ヵ月待ちも当たり前です。

それ以外の時期はエアコンの工事屋さんが閑だから
工事代金の値引きが出来るのではないかとは考えないでください。

むしろ、忙しくない時期に、丁寧に作業してもらった方が良いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
住宅業界は、色んな考えがあり、どれが正解か分からなくなる
ことが多いと思います。

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<参考ブログ>
アメックスが暖房をエアコンではなくて床暖房を標準する理由

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