主寝室が1階にある、一部2階建ての平屋
ワンフロアで暮らしやすい生活導線や、
開放感のある自由な空間を実現しながら、
家族とコミュニケーションがとりやすい環境づくりができるなど、
平屋は魅力がたくさんあります。
一方で、2階建てと比較した場合、
「土地の広さがない」「住居スペースが少なくなってしまう」
などの悩みがあるかと思いますが、
平屋と2階建てのイイトコ取りをした「一部2階建て」住宅は、
平屋の良さを生かしつつ、部屋数を確保することができます。
さらに、一部2階建ての住宅を建てるアイデアとして、
より家事や生活導線が楽になり、
子供を安心して見守れる主寝室を1階におくメリットも合わせて紹介いたします。
ぜひご一読くださいね。
目次
①一部2階建てとは?
②一部2階建てはこんな方におすすめです
③一部2階建ての平屋のメリット -忙しい家事の時間短縮に!-
④一部2階建ての平屋のメリット -家族を見守りながら開放的な空間を実現! –
⑤一階に主寝室をおくメリット-階段の上り下りが減る!-
⑥一階に主寝室をおくメリット毎日の家事の時短と将来の暮らし・万が一でも安心!-
⑦まとめ
①一部2階建てとは?
一部2階建てとは、その名前の通り、1階の平屋住宅に対して、
一部2階建てをプラスした建物になります。
1階部分に対して、半分程度の面積の2階をプラスすることで、
1.5階建て、にすることも可能です。
この一部2階建てにすることで、
より自由な間取り、スペースを有効活用することができるのです。
②一部2階建てはこんな方におすすめです
一部2回建ては、広い土地を確保できないけど、平屋を建てたい
平屋の魅力であるワンフロアで完結する効率良い生活導線を取り入れながら、
部屋数を確保したい方などにおすすめです。
■こんな方におすすめです
・広い土地を確保できないが、平屋住宅を建てたい
・平屋暮らしに憧れるが、もう少し部屋数を確保したい。
・平屋を建てたいけど、広い土地の購入は難しい。
・平屋に住みながら、部屋数を確保したい
・ワンフロアでは収納スペースが足りない。
・コミュニケーションも取りつつ、プライバシーも適度に確保したい。
・開放感あふれるリビングにしながら、効率よい生活導線を作りたい
③一部2階建ての平屋のメリット -忙しい家事の時間短縮に!-
一部2階建てのメリットとは、
簡潔に言いますと開放的な空間作りと効率の良い生活導線づくりの両立ができることです。
まず、効率の良い生活導線づくりについて書いてきます。
一部2階建てを考えた場合、1階が家族や夫婦で生活するインフロアとなり、
2階は書斎、趣味の部屋、子ども部屋にすることで、
平屋のライフスタイルをベースに、家族のコミュニケーションづくりの環境と、
プライベート空間とを程よく分けることができます。
平屋は、ワンフロアで完結するため生活導線がとてもスムーズかつシンプルです。
例えば、2階建ての生活の場合、
朝起きて主寝室を出て階段を下りて、リビングへ行って、
朝食の準備をしながら、洗濯をして、子供にご飯を食べさせながら、
学校へ行かせる支度をしつつ、洗濯が終わったら2階のバルコニーへ干しに行って、
また1階に降りてきて、子どもや旦那さんを送り出して、
ご自身の身支度をするために2階に行く、
という1階と2階を行ったり来たりする生活を想像できるのではないでしょうか。
平屋の場合、階段の上り下りがない分、移動距離も短くなるため、
家事効率が良くなります。
さらに、主寝室を1階に持ってくることで、
忙しい朝の時間をより時間短縮につなげることができます。
④一部2階建ての平屋のメリット -家族を見守りながら開放的な空間を実現! –
一部2階建ては、2階部分の空間がコンパクトなので、これを活用して
・1階からつながる大きな吹き抜け
・勾配天井を用いた空間をつくることもできます。
勾配天井は、傾斜を付けた天井で、
生活スペースを大きく減らさず、開放感を出すことができます。
例えば、1階の吹き抜けを介して、2階が見える間取りにすれば、
子どものプライバシーに配慮しながらも声の掛けやすい、
ほどよい距離感とつながりを両立させることができます。
⑤一階に主寝室をおくメリット-階段の上り下りが減る!-
マイホームを考えたときに、今の快適な暮らしを考えることももちろんですが、
何年、何十年経っても、ストレスなく、居心地よく暮らしたいですよね。
そこで、一部2階建てと合わせて、老後や子どものことを考えたなど将来を考えたときに
寝室は、1階におくのがおすすめです。
1階に寝室をおく間取りのメリットとして、階段の上り下りが少なくて済むため、
妊婦さん、小さなお子さんがいる家庭では、
とても安心できるのではないでしょうか。お母さんの余裕も増えます。
毎回、お子さんが転ばないよう見守りながら、手すりをしっかり握りながら、
上り下りをするのは、心身ともにストレスになりますよね。
リビングやキッチンと同じ階であれば、もし何かあっても、すぐに駆けつけられたり
様子見に意識を取られすぎず、心に余裕を持てることも魅力的です。
⑥一階に主寝室をおくメリット毎日の家事の時短と将来の暮らし・万が一でも安心!-
1階に寝室をおくことで、家事や毎日の生活動線が短くなりやすいのが特徴です。
寝室、リビング、ダイニング、風呂やトイレなどが1階にまとまっていることで
上下階で分かれている場合に比べて家事動線は大きく短縮できます。
また、将来的に介護が必要になり、歳を重ねて足腰が弱くなってきた時も、
階段の上り下りの負担、転倒事故のおそれも出てくると考えられます。
このリスクも備えて、1階に寝室があると重宝しますし、
寝たきりや車椅子での移動が楽になり、
日常生活はもちろん、通院などで外出するときも移動しやすくなります。
⑦まとめ
主寝室が1階にある、一部2階建ての平屋についてご紹介させていただきました。
ご紹介したように、
1階で生活が完結する平屋に、部分的に2階スペースを加えることで、
「平屋であること」にとらわれすぎず、かつ部屋数も確保しながら、
開放的な空間を作ることができ、家づくりの自由度をぐっと高めることができます。
また、加えて主寝室を1階に寝室をおくことで、
生活の移動距離が短くなり、妊娠中から老後に至るまで多くのメリットがあります。
特に小さなお子さんがいる家庭では、メリットをより身近に感じられるのではないでしょうか?
生活環境や将来設計、自分達のこだわりなどを考えながら、
長く快適に使える家を実現させるためにも、
主寝室が1階にある、一部2階建ての平屋が考えてみてくださいね。