アメックスホームが全館床暖房をおススメする理由
結論から言うと、全館床暖房は
「足元が暖かくて気持ちがいいし」
「ヒートショックがないから」
ということになりますが、
ここではもう少し詳しく解説していきます。
目次
① 人は室温だけでなく自分の周りの表面温度も感じている
② 快適な床表面温度は25~26℃
③ 温もりは下から上へ
④ 床暖房はできるだけ広い面積で
① 人は室温だけでなく自分の周りの表面温度も感じている
日向と日陰は同じ温度でも暖かさが全く異なります。
これは、太陽に触らなくても、太陽の温もりを感じているからです。
ざっくり言うと、(気温+身の回りの表面温度の平均値)÷2が体感温度になります。
※もっと詳しく知りたい方はこちら
https://www.chiryuheater.jp/useful_info/sumigokochi05-03.html
窓床壁が冷たい部屋ではストーブを
がんがんかけても暖かく感じないのはこのためです。
床暖房は広い面積が温まった状態なので、
身の回りの表面温度の平均値をぐっと上げる効果があります。
そうすると、がんがんに室温を上げなくても暖かく感じるのです。
※異なるサーモグラフで撮影されているため、見え方が異なります。
② 快適な床表面温度は25~26℃
しかしやたらに床温度をあげればいいという訳ではありません。
お風呂の温度(40~45℃)でも
長時間接していると低温火傷になりますし、
30℃もあると足の指の間に汗をかき始めます。
首都大学東京(旧都立大学)の須永教授らが行った実験では、
約1,000人対象にズボンにトレーナーぐらいの服装になってもらい、
温度管理が出来る特殊な部屋で実験を行ったところ、
足元25~26℃、室温22℃ぐらいが
暑くも寒くも感じない快適な温熱環境であると証明されているのです。
③ 温もりは下から上へ
ではこの温熱環境をどうやって作るかというと、
床を暖めるしかありません。
エアコンなどの温風を使った暖房器具で床を暖めようとしても
暖気は天井に行ってしまい足元は暖まりません。
強力なファンヒーターや薪ストーブも、
近くは床も暖まりますが、離れてしまうと床は暖まりません。
そこでなんらかの方法で床を暖める必要が出て来るのです。
④ 床暖房は広い面積でやる方がいい
リビングだけ床暖房にしたいという相談を受けることもありますが、
暖まったところから冷えた床に歩いていくと、
足の裏以外に、
体のどこだかはっきりしないどこかに嫌な感じがするものです。
キッチンの足元が冷たいのは、
新築を建てた人の不満足調査で上位にランクインしていますし、
トイレ、脱衣所、廊下が冷たいと
ヒートショックで生命の危険にもつながります。
また広い面積で部屋を暖める時は、25~26℃で足りますが、
部分的な床暖房では30℃以上にしないと暖まりません。
以上が、
アメックスホームが全館床暖房をおススメしている理由ですが、
前提条件に断熱と気密性能が高くないと、
理想の温熱環境をつくることは出来ません。
このことは改めてお話したいと思います。
長野県伊那市の新築住宅ならアメックスホーム伊那
ご相談無料、設計見積もり無料です。
女性建築家が女性目線で、
家事動線がよく使いやすく暖かいお家を設計します。