〜おしゃれで楽しい、でもちょっと注意〜
最近、お客さまとの会話にもちょくちょく出てくる「IKEA(イケア)」について、今回は取り上げてみます。
北欧デザインの家具や雑貨で人気のIKEA
伊那から一番近い店舗は名古屋・長久手で、車で片道2時間弱ほど。
東京の立川にも店舗はありますが、やはり名古屋の方が行きやすいですね。
IKEAの魅力
IKEAの人気の理由は、大きく次の4つに集約されるのではないでしょうか。
1.北欧のおしゃれなデザイン
2.豊富なコーディネート例
3.「こんなものもあるんだ!」という発見
4.価格の安さ
ニトリではちょっと物足りない、MUJIよりデザインの幅を広げたい——
そんな方にとって、IKEAはちょうどいい選択肢かもしれません。
特に素晴らしいのが、実際にコーディネートされた部屋が無数に展示されているところ。
明るい北欧調、インダストリアル系、和モダンなど、幅広いスタイルが揃っていて、「住んでみたくなる部屋」の参考になります。
家具だけでなく、消耗品や小物類も豊富。
100円ショップで見かけるようなアイテムも、IKEAで見るとなぜか「ちょっと高くてもアリ」と思わせてしまう、不思議なブランド力も魅力の一つです。
ただし、注意点もあります
要注意その1:水回りのパーツに注意
IKEAではキッチンや洗面まわりの設備も揃えられますが、注意が必要です。
以前、マンションリフォームでIKEAの洗面化粧台を使った際、排水管がやや貧弱で、水道業者さんに取り替えてもらったことがありました。
水漏れなどのトラブルが起きた場合、お客さまからアメックスホームに連絡が来ます。
もちろん対応はしますが、支給品の修理対応については原則「有償」となりますので、選定にはご注意ください。
要注意その2:キャビネットの強度
別の事例では、IKEAのキャビネットを取り付けたところ、しばらくして扉が開いてくる現象があり、補強材を追加することになりました。
強度や金具の精度にはばらつきがある印象です。
要注意その3:価格に対するイメージギャップ
IKEA=安いというイメージもありますが、必ずしもそうではありません。
たとえば「STOCKHOLM」シリーズなど、こだわったデザインや素材のものは、それなりの価格です。
同じ価格帯であれば、地元・伊那で親しまれている下島家具さんのように、しっかりとした品質の家具を扱っているお店もあります。
家具選びにおいては、価格だけでなく、アフターケアや実物を確認できる安心感も含めて検討されるのがおすすめです。
要注意その4:IKEAが最適解とは言えない
一生物、場合によっては世代をまたいで使える家具もあります。
量産品を買い替えながら使うよりは、いい物を長くという考えもあります。
タイトルに選択肢と入れたのはそういう想いからです。
おすすめの回り方
私自身、最初にIKEAで買い物をしたのは25年前のシカゴ店でした。それ以来、わが家にはずっとIKEAグッズがあります。
そんな私がオススメするIKEA攻略法は、まずアウトレットコーナー(サーキュラーマーケット)から見ること。
少しキズがあったり、展示品だったり、型落ちだったりするものが並んでいますが、「これで十分だったな…」と思える掘り出し物に出会うことがあります。
最初に回らず最後に見ると、「カートに入れたやつ戻してくるか…」という地獄ルートになるので要注意です。何せ店が広いですから。
IKEA長久手店の場合は、一番奥のレジの右奥にあります。
買い物サポートもしています
名古屋在住の私が、普通車で運べるものであれば、お客さま限定でIKEA商品を代わりに購入してお届けすることも可能です。
「ちょっと行くには遠いな…」という方は、ぜひ気軽にご相談ください。
おまけ:IKEAで疲れた話
以前、愛知県での研修の帰りに、スタッフの西村さんをIKEAに連れて行ったことがあります。
きっと喜ぶだろうと思ったのですが、帰りのひとことは「疲れるわ〜」。(笑)
無機質なコンクリートの巨大空間を、延々と歩き回るのはけっこう体力を使います。
IKEAに行くときは、クッション性の高いランニングシューズで行くことを、心からおすすめします。
まとめ
今回は、人気のIKEAについて、リアルな体験をもとにご紹介しました。
おしゃれで楽しい反面、実際の住まいづくりに活かすには注意点もあります。
それでも、「自分らしい住まい」を考える上で、一度は訪れてみる価値のある場所だと思います。
IKEAのこと、住まいのこと、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
川合英二郎