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7月5日の地震騒動

2025年7月23日

─あれはいったい何だったんでしょうかね?(笑)

正直なところ、根拠に乏しく、にわかには信じがたい話でした。
それでも、「万が一何かあってはいけない」と思ったぼくは、車のガソリンを満タンにし、ポリタンクに水を汲み、保存食の確認も済ませておきました。

とはいえ、ぼく自身はその噂を誰かに話したり、加担したりすることはありませんでした。
言い出しっぺの人はともかく、周囲に広めたり、不安を煽ったりする人たちのほうが怖いと感じました。
「誰かが言っていたから」と乗っかることに、自分の責任がないと思っているかもしれませんが、
その言葉を聞いた誰かが行動を変えたり、恐怖を感じたりする時点で、十分に責任は生じていると思うのです。

影響は小さくなかったようで、旅行や外食の予約のキャンセルが相次ぎ、香港―日本間の便まで減便されたと報道されていました。

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アメックスホームのお客様ではないのですが、ある方がこんなことを話していました。
「地震に強く、太陽光発電、井戸水、太陽熱温水器を備えた新築に、7月5日までに引っ越しを終えなければいけない。なぜなら大きな地震がやってくるから。あなたも気をつけてください」

本気でそう語っていたその方は、無事にその日までに引っ越しを終えられました。
7月5日を過ぎた今、その方は自らその話題に触れることもなく、ぼくも聞いたりしません。

「災害は忘れたころにやってくる」
今回の一件で、ぼく自身も防災グッズ点検と見直しの良い機会になりました。

この地域は台風の直撃は少ないとはいえ、天竜川の氾濫、土砂崩れのリスクは十分にあります。
そして何より、伊那谷は活断層の多い地域です。

安心を手に入れるためには、「耐震性能を高めておくこと」――具体的には「耐震等級3」を選ぶことが大切だと考えています。

今後も、こうした根拠のあいまいな話が出てくることがあるかもしれません。
そんなときは、同調せずに、もしもの場合にどう動くかを自分の頭で考え、備えること。
それが、不安に振り回されずに生きていくための基本だと思います。

そして、もしもの災害のときには、私たち建築会社が地域の皆さんやお客様の助けになれるよう、日頃から備えを整えておきたいと考えています。

川合英二郎

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