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床暖房と風水の、ちょっといい関係

2025年10月23日

〜足もとから“いい気”をめぐらせる家〜

はじめに

「風水って、家づくりで気にしたほうがいいですか?」と、お客様から聞かれたことがあります。
正直に言うと、私たちはこれまで風水と床暖房を結びつけて考えたことはありませんでした。

ただ、知り合いの建築家で風水師の方が、
「いろんな流派があるけれど、風水の根本は“科学”だよ」と話していたのを思い出しました。

そこで試しに、AIに計画中のお客様の図面を読み込ませ、
「1階全部を太陽熱で床暖房にするのは風水的にどうか?」と聞いてみた(プロンプトを入れた)のです。

気」の流れは、温度の流れに似ている

風水でいう“気”とは、見えないけれど確かに流れているエネルギー。

現代の感覚でいえば、「空気の流れ」や「温度差」に近いものかもしれません。
家の中に冷たい床や寒い部屋があると、気の流れが止まってしまう。
逆に、足もとからやさしく温まる家では、“いい気”が家じゅうにめぐる。
これは体感としても、なんとなく納得できますよね。

「火の気」が家族をつなぐ

風水では「火」は家族の元気や明るさを象徴します。
火の気が家の中心に穏やかに広がると、家庭運が上がるといわれています。

アメックスホーム伊那の太陽熱を使った蓄熱式床暖房は、
南の陽を受けてじっくり床下に熱をため、夜もやわらかく放熱します。

つまり、家全体に“陽の気”が行き渡る仕組み。
私たち自身、風水の理にかなっていたことをお客様から教えてもらったような気がします。

1階全面の床暖=気のムラをなくす

アメックスホームの家づくりでは、床暖房を1階ほぼ全面に入れます。
風水的に見ても、これはとても有利なことのようです。

床全体に温かさが広がることで、冷気や湿気がたまりにくく、“気の滞り”が生まれません。
リビングやダイニングだけでなく、北側や脱衣室などの“陰になりやすい場所”もほんのり温かくなる。
これが、家全体の陰陽バランスを整えることにつながるのです。

まとめ:理屈より、気持ちよさが先にある

こうしてあらためて考えてみると、風水はもっとスピリチュアルなものだと思っていましたが、
意外と科学的に説明できる部分も多いのだと感じます。

床暖房の家にいると、足元が温かく、空気がやわらかく動き、家族が自然とリビングに集まる。

それはまさに、「いい気がめぐる家」
アメックスホームの床暖房が結果的に風水の理にかなった家をつくっていたことに、
気づかせてくれたお客様に感謝しています。

あとがき

私たちは正直、風水の専門家ではありません。

ただ、最近では若い方が手相をスマホで撮ってAIに占ってもらうと聞き、
「図面もAIに読み込ませれば、風水的な判断ができるのでは?」と思って試してみたのがきっかけです。

風水師が図面を見て行う判断とAI風水の大きな違いは、
AIは“凶”という強烈なダメ出しをしたがらないこと(笑)。


余談:風水には「高断熱・高気密・計画換気」という発想はなかった

もともとの風水は、中国で2000年以上前に生まれた思想で、“気の流れ”とはすなわち風や太陽、水の流れのことでした。
つまり、当時の建物には「断熱」も「気密」も存在しなかったのです。
“気を通す”とは、いまのように空気を管理することではなく、自然の風や光をどう取り入れるか、という感覚でした。

でも現代の高性能住宅では、換気計画や断熱設計によって“気の流れ”を科学的に整えることができます。
そう考えると、超高断熱・高気密・計画換気という発想は、まさに現代版の風水なのかもしれません。

性能をきちんと確保したうえで、「気になる人は、プラン初期の段階で人間でもAIでも風水相談してみる」
——それくらいの距離感がちょうど良いのではないでしょうか。

くれぐれも、“もう契約!”という段階で風水師を連れてきて
「最初からやり直し」だけはご勘弁を…(笑)

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