「うちは留守にしてても狙われないだろう」
そう思っていませんか?
実際には、泥棒は計画的に家を観察して侵入のタイミングを見計らっています。
「留守かどうか」「何時に帰るか」──そういった情報を少しでも悟られないことが、被害を防ぐ第一歩です。
今回は、簡単にできて効果的な防犯の工夫を4つご紹介します。
1.照明をタイマーでつける(しかもランダムに)
泥棒は「毎晩18時に電気がつく→23時に消える」などの規則正しい点灯を見て、タイマーだと見抜いてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、微妙に点灯時間がずれるタイプのタイマーです。
✅ たとえば「パナソニック あけたらタイマ」
・設定時刻の前後でランダムに点灯・消灯。
・照明のスイッチを物理的に操作するため、機器を買い替える必要なし。
・自然な生活感を演出でき、人がいるように見せる効果が期待できます。
ぼくは自宅で実際に使っています。
✅ その他の製品
・TP-Link Tapo スマートプラグ/スマート電球
→ スマホから遠隔操作、ランダム点灯モードあり。
・Philips Hue スマート照明
→ 在宅風に見せる「不在モード」あり。スマホで操作可能。
2.外出先から家電をリモート操作
最近のスマート家電は、スマホや音声アシスタントと連携できるものが増えています。
✅ こんなふうに使えます:
・AlexaやGoogle Homeと連携して「外出モード」に切り替え
・自動で照明をつける、電動カーテンを閉める、テレビをつけるなど
・時間帯を分散させて、よりリアルな「生活感」を演出
✅ 対応製品例:
・SwitchBot ハブ2:赤外線リモコンの家電をまとめて遠隔操作
・Nature Remo:日本製の人気スマートリモコン。スマホで操作&GPS連動も
・TP-Link Tapoシリーズ:コスパ良好、アプリ操作も簡単
3.SNSにリアルタイム投稿しない
「〇〇旅行なう」「今、大阪万博来てます!めっちゃ並んでる!」──
つい投稿したくなりますが、これは「私は今、家にいませんよ~」と世界中に発信しているのと同じです。
さらに、「あと3日滞在予定!」などと書いてしまえば、“あと3日は確実に留守”と宣言しているようなもの。
悪意のある人に見られれば、格好の情報源になってしまいます。投稿は、帰ってからにするのが鉄則です。
※ぼくも出張中のことをSNSで投稿していたら、かみさんから「防犯的にダメ」と止められました。納得です…。
4.電気・ガスのメーターを隠す
実は、泥棒の中にはメーターを見て電気使用量の変化から「在宅か留守か」を判断する人もいます。
電気の動きがまったくない状態が続くと、長期不在だと見抜かれてしまうのです。
✅ 対策は?
・メーターの表示部分に目隠しカバーをつける
・植栽やフェンスでメーターが見えないようにする
・スマートメーター化しているなら、検針員も来ないので、視界から遮っても問題ありません
最後に
「防犯」というと大げさに感じるかもしれませんが、少しの工夫でリスクは大きく減らせます。
これから家づくりをされる方も、今お住まいの方も、「生活感を演出する」という視点で、ぜひご自宅を見直してみてください。
映画やドラマで、犯人が“そこにいるように見せかけて”アリバイを作るシーン、ありますよね。
犯罪は真似しなくていいですが(笑)、“家にいる”と周囲に信じ込ませる工夫は、楽しく、かつ効果的な防犯になります。
自分たちでできることもたくさんありますが、「電気工事が必要そう…」「設定が苦手…」という方は、
アメックスホーム伊那までお気軽にご相談ください!
川合英二郎
防犯関連記事
住まいの防犯対策~ネット上から自宅を消す~