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天井上のスペースを収納にするための大前提

2023年10月9日

天井上のスペースを収納にするには!

屋根裏収納付きの住宅の多くは、暑くて寒くて埃っぽいので、
滅多に使わない物の物置き場(墓場)になっています。

一般的な住宅では天井の上に断熱材を施工します。
そのため屋根裏は天井の上にあるので、断熱材の外に置かれていることになります。

屋根に断熱が入っていない家の屋根裏は、夏は50℃以上、冬は₋10℃になります。

季節間の温度変化はともかく、
1日の中での温度変化も大きく、湿度も上下するので、
置いてある物にカビが生えたりして傷みやすくなります。

アメックスホームは断熱を屋根面で行うため、
屋根裏が断熱で囲まれることになります。
温度・湿度の上下も少なくなります。

このため、屋根裏の温湿度変化が少なくなり、
使う人、置いてある物にとって、
負担の少ない温湿度にしやすくなります。

屋根裏収納を作る作らないに関わらず、
ぜひ屋根面の断熱は
高性能グラスウール30㎝以上の性能を持たせるようにしましょう。

※アメックスホームはウレタン吹付け30㎝が標準です。
高性能グラスウール33㎝相当です。

あえて㎜ではなく㎝表現にしています。

実際の屋根裏部屋の動画がこちらで見ることができます。


https://amex-ina.com/performance/other/inahikage1215/

この動画の11分15秒から屋根裏部屋の映像になります。

この屋根裏部屋の壁は、ハイクリンボードという石膏ボードそのままにしています。
必要であれば後から壁紙を貼ることもできるし、
コストも下げられるのでよくやる手法です。

ここからは細かい話なので技術的なことに興味ない方はスルーしてください。
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アメックスホームは屋根裏を活用するために屋根断熱に切り替えたわけではありません。
光熱費を考えた場合、天井断熱の方が、断熱区画内の体積を減らせるため、有利です。

そのため、以前アメックスは高性能グラスウールで天井断熱が標準でした。

しかし、高性能グラスウールで隙間なく施工するのは、
とても手間がかかるので、ウレタン吹付けに切り替えました。
その結果、ウレタン吹付けの施工上の理由で天井断熱になりました。

断熱区画内の体積が増えた分をカバーするために、
ウレタンを20㎝ではなく、30㎝吹付けるようにしていました。

その結果、温熱環境を損なうことなく、
屋根面までつながる吹き抜けや、屋根裏を活用できるようになりました。

設立当初から今の仕様になったわけではなく、
お客様の要望に応えているうちに、仕様が少しずつ変わって今に至っています。

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