子育て世代の平屋で気にかけていること
今回は子育て世代の平屋を検討する時に、気にしていることをご紹介します。
こちらも参照ください。
子育て世代におすすめ!平屋のメリットを詳しく解説!
https://amex-ina.com/blogs/benefits-onestoryhouse/
それはこの3つ
1. リビングの音対策
2. 収納の確保
3. 禁じ手?
1. リビングの音対策
建築コストが高くなる傾向にある平屋で、しかも子ども部屋を確保しようと考えると、
できるだけリビングに寝室を隣接させ、廊下を失くすことでコンパクトしたくなります。
しかし、寝室がリビングに接していると、子どもが夜にテレビをみたりゲームをしたりと生活時間のずれが音問題に発展しかねません。
そこで、アメックスでは音問題対策のため、寝室とリビングとの間に収納・本棚を配置し緩衝帯になるよう設計することがあります。
間仕切り壁を防音構造(千鳥施工)にすることもありますが、
アメックスでは収納・本棚を使うことが多いです。
2.収納の確保
次に、収納スペースの確保です。
寝室とリビングの間の収納では収納量が不足する場合、
アメックスではロフトや小屋裏収納を作ることで建築面積を増やすことをなく、
収納等のスペースを確保するようにしています。
天井ではなく屋根面に30㎝のウレタン断熱を入れ、
ロフトや屋根裏を外気の影響を受けにくくするのです。
こちらも参照下さい。
屋根裏の活用は屋根断熱がいい
https://amex-ina.com/blogs/roof-insulation/
3.禁じ手?
子ども部屋が複数あるなど大きな平屋は、中央部に光が届きにくくなります。
その場合、中庭を作ったり、L字型、コの字型にして、家の中に光を入れれば明るくなります。
しかし、同じ床面積でも、四角形のシンプルな形状に比べて壁の量が増え、
角を作る手間と材料もかかるので高くなります。
壁が増えるということはそれだけ熱が逃げやすく、入りやすいため、温熱環境的に不利です。
そこで、アメックスでは複雑な形状は原則、禁じ手として、
お客様に安易に複雑な形状を提案しません。
しかし、この禁じ手を使えるようにすることもあります。
それは“予算が潤沢にある場合”です。
表面積が増えた分、断熱を強化し、サッシをダブルからトリプルにすれば、
熱の出入りが減るので温熱環境を妨げません。
予算がないという場合は、
主寝室を1Fに、2F に子ども部屋を配置することお薦めしています。
子どもが巣立った後に、子ども部屋は物置か、
来客用の部屋にしてしまい、親世帯は平屋として使うイメージです。
こちらも参照ください。
主寝室が1階にある、一部2階建ての平屋のメリット
https://amex-ina.com/blogs/1part-2stories/
子育て世帯の平屋というのは、会社を設立した当初、視野に入っていませんでした。
どちらかというと、
予算が潤沢にある人かシニア世帯のバリアフリー住宅と考えていたのです。
しかし、気が付けば、子育て世帯の平屋を建てない年はなくなりました。
二階建てが悪いというわけではなく、
平屋が子育て世帯の選択肢として定着してきたように感じます。
10月末(※2023年)に、子育て世帯の平屋の完成見学会を開催します。
このお住まいでは、音対策、収納対策をしています。
時間がある方はぜひお越しください。
https://amex-ina.com/information/tour2023-1028-1029info/